司法試験の選択科目を一択でおすすめする

こんにちは、武藤遼です。

今回は、司法試験の選択科目についてお話ししていきます。

司法試験では、
選択科目を1つ選ばないといけません。

労働法、倒産法、知的財産法、租税法、
経済法、環境法、国際公法、国際私法

この8つのうちから
1つを選ぶ必要があるわけですね。

予備試験受験生とか、
これから司法試験を受験する方は
選択科目をどれにしようか迷っている方もいるかもしれません。

ということで、
今回は、おすすめの選択科目を紹介していきます。

一択でいきます

それは、国際私法です。

なぜかというと、
国際私法はとても簡単だから。

簡単というよりかは、
国際私法の考え方、答案の書き方、型がとても理解しやすいからです。

正直、答案の型は
一番理解しやすいし、パターン化されています。

これが一番答案書くの楽ですね。

憲法だったら、
保証→制約→正当化みたいな典型的な流れがあると思いますけど、

国際私法もそれと同じくらい明確なパターンがあります
めっちゃ答案書くの楽です。

最近、国際私法が難化したとか言っている予備校もありますけど、
そんなわけねーだろと。

それは明らかに教えるのが悪いからで、
国際私法は全然難しくありません。

むしろめちゃくちゃ楽な科目です。

一部では予備試験を合格した優秀な受験生が
国際私法を選択しているために競争が激化しているとか言われています。

でも、それは所詮暗記レベルの話です。
暗記レベルで取り組もうとしたら、確かに予備試験組の優秀な受験生には勝てません。

そんなことしてたらダメです。
もっと本質から捉えないといけません。

本質から捉えることができれば、
国際私法はめちゃくちゃ簡単です。

激化とか難化とか行っているのが滑稽になるくらい
国際私法が怖くなくなります。

僕は本番で初めて答案を書いた

正直、国際私法は楽勝でした。

どのくらい楽勝だったかというと、
僕は司法試験本番で初めて国際私法の答案を書きました。

それまでは1通も答案を書いたことがありませんでした。

それでも、
本番では60点以上取れています。

めちゃくちゃコスパいいです。

勉強も、予備試験の論文が終わってから口述までの間に
ほとんどやり終えてしまいました。

あとは忘れないようにパラパラとテキストを眺めていただけです。

この話をすると
試験まで答案を書かなくて不安にならなかったのと聞かれますが、
全く怖くなかったです。

なぜかというと、
答案の型がわかっていたから。

答案をどう書けばいいかを頭の中で
完璧にシミュレーションしていたので、
どう転んでも答案が書けると思ってました。

しかも、選択科目は
他の科目と違って3時間あります。

2問出るので、1問につき90分です。

選択科目は4ページしかないので、
90分で4ページ書けばいいわけです。

予備試験合格者ならわかると思いますが、
予備試験で4ページの答案というのは慣れています。

しかも、70分で4ページ書く訓練をしてきたわけなので、
90分で4ページとか余裕なわけですよ。

絶対時間余るってなります。
実際あまり余りました。

4ページの答案なら
他の司法試験受験生より絶対書き慣れている自信があったので、
別に答案を書く練習なんていらないやって思ったわけですね。

国際私法は型がはっきりしている

国際私法は、答案の型がすごくわかりやすい科目です。

国際私法は、
法性決定→連結点の特定→準拠法の決定→準拠法の適用
のステップを踏みます。

答案は、
このステップに沿ってナンバリングを振るだけです。

本当にこれだけ。
僕が答案を1通も書かずに本番で答案を書けたのは
これを理解していたからです。

上のステップに従って、
ナンバリングを振り、答案を書けばいい。

あとは、テキストの内容が
上のステップのどこに当てはまるかを
考えてインプットしていけばいいだけです。

テキストを読みながら、
頭の中で答案を作り上げている感覚です。

法性決定→連結点の特定→準拠法の決定→準拠法の適用
この原理原則となるステップを理解して、
テキストの内容がどこに当てはまるかを考えながら読んでいくだけ。

これってめっちゃ簡単じゃないですか??

これだけ勉強方法がわかりやすい科目ってあるんですかね??
僕はないと思います。

さらに国際私法は
他の科目に比べると覚える量も少ないです。

だから効率よく勉強すれば一気に勉強が終わらせられる。

僕も本格的に勉強したのは、
予備試験の論文から口述までの約3ヶ月くらいです。

それで十分でした。

使用した教材

実際に僕が使用した教材ですが、
僕はこれを使ってました。

 

これで十分です。
あとは過去問。

過去問は、
『一冊だけで国際私法』という本を使っていました。

これで過去問を見れるというわけですね。

『国際関係私法入門』

は司法試験に向けての最低限の知識が網羅されていていいと思います。

これを繰り返せば十分ですね。

というより、
法性決定→連結点の特定→準拠法の決定→準拠法の適用
のステップが頭に入っていれば、

あとはそれに従って、
テキストを読んでいくだけです。

なんの工夫もありません。

法性決定→連結点の特定→準拠法の決定→準拠法の適用
という視点を得て、
それに従いテキストを読む。

それだけです。

ナンバリングも決まっているので、
あとは答案にどう書くかを意識しながら
テキストを読んでいくだけ。

それだけで勉強が終わります。
無駄な勉強は一切しません。

答案の型さえ決まっていれば、
答案を書かなくても、本番答案が書けます。

試験勉強として答案を書くのは定番の勉強法ですが、
あれは答案の型を実際に使えているかを確認するための行為なんですよね。

答案の型ができてこそ、答案を書く意味があります。

ですが、僕の場合は、
予備試験で答案の書き方はわかっていたし、
国際私法の型も明確に決まったので、
もう書く必要すらないとなったんですね。

1通も答案を書かないのはさすがに無謀だとしても、
答案の方を押さえれば答案を数通書くだけで
これで答案書けると自信がつくと思います。

 

武藤遼の国際私法講座もあります

実際に僕が国際私法を解説する講座もあります。

スクール東京の方に、
「武藤先生のブログを見た」と言って
問い合わせていただければ紹介してもらえると思います。

僕の講義は、
『国際関係私法入門』を使って行います。

定番のテキストです。
これを使って国際私法の知識をインプットしていきます。

法性決定→連結点の特定→準拠法の決定→準拠法の適用
この流れに従っていくことはもちろんですが、

僕はこの中でも
特に「連結点」を重視しています。

連結点を理解すれば、
国際私法の理解はさらに深まります。

法性決定→連結点の特定→準拠法の決定→準拠法の適用
の視点に沿ってテキストを見ていくといっても、

答案を書き慣れていなかったり、
視点がなかったりするときつい人もいると思います。

あとは、テキスト自体もそう簡単に読めるものではないので。

そういう方向けに
『国際関係私法入門』をわかりやすく語り尽くしました。

一回も問題を解いていないのに、
本番で答案が書けてしまう。
そんな魔法のような世界を体感してみてはいかがでしょうか??

これを聞けば、国際私法がわかるようになると思います。

簡単に答案を書けるようになりますよ。

試験まで時間がない。
でも選択科目をなんとかしたい。

そんな方にもおすすめです。

終わりに

とまあ、こんな感じで国際私法を紹介してきましたが
いかがだったでしょうか??

正直なところを言うと、
僕は選択科目については国際私法以外よくわからないので、

国際私法しかおすすめできないわけです。

でも、実際に勉強して試験を受けてみて
めっちゃコスパ良かったので、紹介してみようと思ったわけです。

だって、1通も答案書かないのに本番答案かけて、
その上60点以上取れているわけですからね。

インプット自体も
予備論文後の3ヶ月くらいで大方終わりという。

こんなコスパいい科目あるのかって話です。

答案の型も分かりやすいし。

法性決定→連結点の特定→準拠法の決定→準拠法の適用
の流れに従って、ナンバリングを振っていくだけ。

こんなに簡単な答案の方はなかなかありません。

覚えることが少ない
勉強時間が短くて済む
答案の型が明確

こんな科目あります??

他の選択科目はわからないですけど、
多分ないのではと思います。

僕の講義では、
国際私法について実際に答案を書くという意識のもと
解説しているのでめっちゃ実践的です。

選択科目を国際私法にしようと考えている人にとっては
おすすめです。

ぜひ試してみてください!

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プロフィール

初めまして、武藤遼です。 僕は今、予備校で大学受験や司法試験の受験指導をしています。 文系の最高峰の試験といわれる司法試験。法律家になるための登竜門です。 僕は、大学に入学した直後から司法試験の勉強を始め、大学3年生の時に予備試験に合[…]


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